並列誘導溶解炉を使用する中間周波数誘導炉の場合、次の問題に注意する必要があります。
(1) 溶融初期は、ライン上のインダクタンスとキャパシタンスがすぐに適切に一致せず、電流が不安定なため、短時間に低電力でしか電源を供給できませんでした。 電流が安定したら、全負荷に切り替える必要があります。 溶融プロセス中は、静電容量を継続的に調整して、機器の力率を高く維持する必要があります。 溶鋼は、チャージが完全に溶解した後、ある程度過熱され、その後、製錬要件に従って入力電力が減少します。
(2) 適切な溶解時間を管理する必要があります。 溶融時間が短すぎると、電圧と静電容量の選択が困難になり、長すぎると無駄な熱損失が増加します。
(3) 不適切な布やサビが多すぎると、「バイパス」現象が発生します。タイムリーに処理する必要があります。 上部の炉材が溶鋼に落ちないように「バイパス」することで、溶融停滞と溶鋼の底部が過熱しやすく、損傷したライニングが溶鋼に多くのガスを吸収させます。
(4) 電磁攪拌の効果により、溶鋼の中央部が持ち上げられ、スラグが坩堝の端に流れて炉壁に付着することがよくあります。 そのため、炉内条件に応じて、溶解工程でスラグを連続的に投入する必要があります。
